謹賀新年・成田山参拝

2012年になりましたね。
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

まず、2011年を生きのびることができたことに感謝。
そして未来をしっかり生きていくためにも、
新年明けて2日は、成田山に初詣に行ってきました。
しかも貸し切り列車のツアーで!

旧式の特急の雰囲気もあいまって、アナクロな感じに気分が盛り上がってまいります。自分が利用するまで知らなかったけど、「初詣」列車ってものが存在するんですねー。

ゆられること2時間あまり(半分以上寝てた)、成田駅に到着し、添乗員さんに誘導されるままにドヤドヤと改札の外に出てきましたら、通りすがりの地元の若者が「なんじゃこりゃ!」。

そらそーだ。250人くらいが改札前にウジャウジャしてるんだもの。わたしが地元民でも同じこと思ったに違いないよ。

で、おせち風の昼食をいただいて、参道の土産物屋などに心惹かれつつ……
(ちなみに成田の名物は、ようかんとピーナッツらしい)

行列に並びました。予想はしてたけど、スんゴい人出!

これが苦手で大きい神社での初詣はほとんど行ってなかったのですが、今回はあえてこんなお正月を過ごしても面白いんじゃないかと思って、来てみたわけです。

成田山」というだけあって、本堂へと続く道はなかなかに険しい。

階段の一段一段が高い。これ知らないで来ちゃったお年寄りは大変です。
ちょっと高尾山にも似た雰囲気。修験道はどこも同じですね。

やっと本堂へ!ここに来て、人口密度はマックス。

階段の途中で振り返ったら、あまりにスゴすぎて笑えました。
ここまでくると、不快というより逆にテンション高くなってくる。
イヤッホーーー!!



本堂に参拝したあとは裏の自然公園を散歩したり、平和塔に手を合わせたり……。
そして最後に辿り着いた「光明堂」。ここがすばらしかった!

なんでもここは「星」がテーマのお堂らしく、星の運行による厄年や注意年の一覧表が貼られていました。聞こえてきた話によると、インド占星術がベースだとか。(節分には「星まつり」という祈祷会も開催されるらしいです。一般客は見学できるか、ちょっと不明ですが)

これによるとわたしは今年、計都星という「凶」に当たる年だったので、厄除のお札を書いていただくことに。
たとえ「凶」といえど、星占い好きの血は騒ぐ!

また、ここは縁結びの「愛染明王(あいぜんみょうおう)」がご本尊らしく、お堂の一角には縁結びのコーナーが設けられていました。

この愛染明王に激しく共感。
彼(彼女?)が、どういう存在かというと……

煩悩と愛欲は人間の本能でありこれを断ずることは出来ない、むしろこの本能そのものを向上心に変換して仏道を歩ませる」とする功徳を持っている。(Wikipediaより)

いいね!いいね〜!

「煩悩はあらゆる行動の源である」がポリシーのわたしにとっては、すばらしい仏様です。煩悩を滅却しろとか、解脱しろとか言ったってねぇ、「それって人間か?」と思ってしまうわけですよ。あるものは、あると潔く認めたい。だいたい快楽がなきゃ、生きてる楽しみもな〜い!(クリープを入れないコーヒーなんて…)

人間には人間なりの修行の仕方があるはずだ。

いや実のところ、煩悩を無理に押さえつけると、抑圧された分だけ余計に爆発するんじゃないかという恐怖があってですね……。そっちの方が数倍恐ろしいと思うわけですよ。(こんなことを思うのも、本質とアテンションに「」のカードを持っているせいかも)

余談ですが、愛染恭子さんて、この愛染明王から名前をとったんじゃないかしら…。愛染明王、愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象にもなっているそうですよ。(これもウィキより)

とにかくここ、気に入りました。

建物自体も朽ち方がいい感じで、心が落ち着くちんまりとした、たたずまいです(国の重要文化財らしい)。成田山全体は猛々しい男性的な空気ですが、光明堂は伊勢の月読宮と並ぶ、女性的でフェアリー感のある場所だと感じました。本当にいいお堂です!

と、初・成田山はなかなかに楽しい場所でした。
あ、ちなみに成田山はお寺で、神社じゃないです。わたしも行くまで知りませんでしたが(苦笑)

今年は西洋占星術的にも四柱推命的にも、かなり変動の多い年になるようですが、より自分の感覚を磨いて、みんなが「自分らしさ」を輝かせられる年になるといいなと、切に思います。

窮屈な社会にならないためにも、
ひとりひとりが、自分で決められる社会になるためにも!

写真は、成田山の帰りの車窓から見えた富士山。



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