占いと風俗は本質的に同じ?2

すみません、すぐ続きを書くつもりだったんですが間が空いてしまいました。
「占いと風俗は本質的に同じ」論の続きです。

実は私、個室でブースを仕切っているような占いにはほとんど行ったことがなく。個人がマンションの1室で開いてるようなサロンがほとんどです。コスプレした占い師にいたっては、観てもらったことは皆無。

で、自分が占う側であるときも、上記の2つには当てはまらないのですが・・・それでも「占いと風俗は似てるなぁ」と思うわけです。

私は個人でサロンを持っていないので、知り合いのバーやクラブイベント、カフェなどの一角を間借りして占いをさせてもらっています。

夜、しかもお酒を飲む場ということで、毎回ではないけれど多少ドレッシーに着飾ったり、派手目にすることを心がけてます(さすがにコスプレしたり、ベールをかぶったりはしない)。

その方が雰囲気も出るし、観てもらう側もふだん着の妙齢女に目の前に座られるよりはいいでしょう。

そんな感じで夜な夜なバーのカウンターに座り、隣に座った人と軽くしゃべったりして、こっちが占い師だとわかると「あ、じゃあ観てもらおうかな」という流れになることも、ままあるわけです。そして「ではこちらへ・・」と、占いの席に誘導する。

そんなとき

なんかこれって売春婦チック・・・」と思う。

現代の風俗というよりは、古い時代のそれって感じですが。
占いが終わってカウンターに戻り、お客さんにお酒を1杯奢ってもらったりしているときも、「やっぱりこれってお客とアフターをともにしてる売春婦チック・・・」と思う。初回のセッションが終わり、気を許したり気に入ってもらったりして、2回3回と指名してもらったりするときも、そう思う。たとえ相手が女性であっても。

偏見の目で見られやすいとか、大っぴらに言えるような仕事じゃないとか、他人には通常見せない部分を引き受ける、という面でも2つの仕事は似ている。何かを解消することのお手伝いを、ひっそりと。来たときよりも、元気になって帰ってもらえればベスト(これはエステやマッサージも同じですね)。

占い館所属の占い師=店所属の風俗ギャル
酒場の占い師=流し(フリー)の娼婦
路上の占い師=たちんぼ
電話占い師=テレクラの桜

みたいな感じかな〜。

で、自分としてはそんな地下感というか夜感というか、身体をはってる感がキライじゃなかったりする。その日の売り上げがそのまま食い扶持となり、お客さんがいないときは、バーのママやマスターとディープな話をしたりしてね。

毎回「今日はどんな出会いがあるのかな」と楽しみに思い、お客さんに学ぶことも多い。人間である以上、こっちにも好みというものがあるから、「この人なんか好きだわ」と思う人がまた来てくれると、単純にうれしい。

まぁ、「生きてる感」は最高に味わえます。