スティーブ・ジョブズの命占タロット

今年はいつにも増して訃報が多かった気がしますが、ついにこの人が……そう、2日前のスティーブ・ジョブズ氏の訃報です。

16年くらい前、初めてMacに触った時は本当に衝撃でした。

高校時代に情報処理の授業でパソコンの経験はあったものの(PC98シリーズでした)、もう、操作性がまるで違う!コンピューターというよりは、ペットや相棒のような感覚。面白くて飽きなくて。Macを覚えたての頃はとにかくたくさん触りたくて、当時勤めてたデザイン事務所に自主的に休日出勤したくらい。休みの日はできるだけ寝ていたい、この私が!

(そういえば20年くらい前に面接に行った別の会社の社長に、「君、マッキントッシュ知らないの?これからはMacの時代だよ〜!」と言われたっけ)

周りの人たちが全員Macを使っていたので、てっきり世間ではMacが主流なのかと思っていたら、その後Macユーザーは一般的には3割程度だと知ってショックを受けたり。使い心地は快適だけど互換性はまったくなくて、余計なお金をどんどん使わされたりと、ふり回されることも多く。なのに、まったくapple製品から離れる気はなくて。

よくも悪くもいろんな魅力を持ったマシンであり、それはそのままジョブス氏の人間性を表しているのでしょう。

前置きが長くなりましたが、命占タロットでスティーブ・ジョブズ氏を視てみました。アイデアマンの彼は「魔術師」のイメージが強いですが、さてどうでしょう。

命占タロットって何?という方はまずこちらを。

スティーブ・ジョブス Steve Jobs 1955年2月24日生まれ

本質----1:魔術師
パーソナル内面----6:恋人たち
パーソナル外面----10:運命の輪
パワー1----8:力 
パワー2----4:皇帝
アテンション----2:女教皇

おお〜!本当に「本質」が魔術師だった!
このタイプの人はアイデアマンで、やりたいことが次々と出てきて人生に退屈することがない。「次は何をしよう」と考えているとき、人にやりたいことのアイデアを語っているときが、いちばん楽しいタイプ。こういう人がいる場は華やかで活気に満ちている。

そして内面世界には自分のことだけではなく、常に他人や世界のことがある。調和や共存ということを人よりも強く意識していて、自分なりの理想郷を求めてやまない。
一方で外から見たイメージは、とにかく自分の世界を拡大して、とどまることを知らないというもの。こういう人の周りには、自然と人が集まるでしょう。「この人の近くにいると何か面白いことがありそうだ」という空気がムンムンしているからです。
 
彼が持って生まれたパワーは、意外にも「力」と「皇帝」。

個人的には、もっと軽やかでスピリチュアルなカードが出てくるかな〜と思ったので驚き。でも追悼のブログなどを読んでいると、けっこう「独裁者」というキーワードが出てきますね。なら、この「力」と「皇帝」のペアは納得。どちらも「力・決定権はわれにあり」というカードで、人の意見に流されることを好みません。時間がかかっても自分のやり方を貫くタイプ。

そんな楽し気で力強い彼の弱点は、「けっこう潔癖」「意外と融通がきかない」というもの。自由でユニークなapple製品の印象からすると意外なようですが、あれだけクセのある商品を市場に流通させるということは、かなりの潔癖さとナイーブさを要します。あまり懐は広くない、女々しい面を持った人とも言えそうです。


「生き方のクセ」17:星
ジョブズ氏が放っておくと進んでしまう方向は、「楽しい」「夢」「キラキラ」という世界。現実的でない、地に足がついていないものばかりに惹かれてしまいますが、前述の「力」と「皇帝」がそれを現実的な方に軌道修正してくれるので、トータルで見ると夢を現実に変える能力が高いのです。


「前世からのカルマ」14:節制
とにかく調和・統合・バランスをとるということ。前世でよっぽどアンバランスな人生だったんでしょうか。彼はまさに、まったく新しい発想のコンピューターや音楽機器、携帯電話で世界をつなぎました。一見機械を開発しているようですが、彼のやっていたことは感情のやりとりです。そうやって世界を幸せにすることが、彼に与えられたミッションだったのかもしれません。

彼は瞑想や禅に傾倒していたりと、東洋思想の影響も大きく受けていたらしいですが(70年代の西海岸にいたら、そらそーだ!)、高城剛氏の書いたジョブス氏の追悼ブログも面白いです。ご一読あれ。(ついでに言うと高城氏はエリカ様の夫として知られてますが、昔っからメチャクチャ面白いことばかりやってる人なんですよ〜。世間に彼のユニークさが伝わってなくて、残念)

☆この命占タロットは師匠のミラクル・オラクルさん考案の、生年月日を元に数秘術を使って計算する占法で、通常のタロットのやり方とはまったく違います。その人の持って産まれた気質を見るもので、これは一生変わることがありません。

それにしても、数年前から影響力の強い著名人が亡くなるたびに「アセンションしたのか?」と思います。アセンションに関しては、いまだに半信半疑なのですが、きっと私たちが想像してるような、非現実的SF的変化ではないんだろうなー。もっとシンプルな意識のシフトという気がします。

そもそも、MaciPodそのものがアセンション的。人々の機器に対する意識を大きく変え、生活スタイル、世界のあり方さえ変えてしまった。バラバラだった世界中をつなげ、個の壁をなくしたこともすごくニューエイジ的。

ジョブズさん、あなたが作ったものには苦い思い出もありますが、かけがえのない経験もたくさんさせてもらいました。
夢と創造性をありがとう! R.I.P.