みんなで生きる!

前回のカーネーションの記事で、コメントしてくださった方の言葉にハッとしたので、追加記事を。

いただいたコメント↓
「全体的に『みんなで生きてる』という感じがして、もうすぐ終わるのがさびしいドラマです」

そうか。観ていてホッとする感じ、ほろっとするポイントはそこだわ!
ケンカしたりムカついたり憧れたり助けたり助けられたりしながら、なんだかんだでみんなで生きている。現代ではなかなか感じにくい感覚ですけれど。カーネーションは小原糸子という女性の一生を描いたものでありながら、良質なホームドラマでもあるのですよね。

ホームドラマというと、どうも他人のコトに首を突っ込んでくる人がいて物事を引っかき回し、ドタバタ……という印象があって苦手だったのですが(そしてカーネーションもまったくそのパターンなのですが)、今回はむしろうらやましい! なんでもかんでも震災のせいにするのもナンですが、やっぱりその影響なのかな。みんなでいっしょに生きる安心感。あまりにも人間的な。新興住宅地の核家族育ちには、えらく新鮮な(そしてとまどう)感覚です。

そして今、もうひとつハマっているドラマが「最後から二番目の恋」。

これも恋愛ドラマでありながら面白すぎるホームドラマとして、私の毎週の習慣として、欠かせないものになってしまいました。
恋愛模様もさることながら、キョンキョンが住む隣家の家族とのからみが超絶に面白い! 舞台は鎌倉で申し分ないし、登場人物がまんべんなく変だし、みんなそれぞれの事情を抱えていて、爆笑させられたかと思うとホロリともさせられる。なんたって、キョンキョン中井貴一のテンポのいいかけ合いが…もう!

……この興奮、「男女七人夏物語」以来かも。

(お若い方はご存じないでしょうが、明石家さんま大竹しのぶが結婚するきっかけになった24年前のドラマです。おそらくアドリブと思われる2人のかけ合いが神がかり的で、画面を通して「こいつらデキてるな」というのがバレバレでした(笑)。ビデオテープがすり切れるまでくり返し観たな〜。名作なのでレンタル屋でみかけたらぜひ!)

今回も、「キョンキョン中井貴一リアルで結婚しちゃえよ!」と思いましたが、中井貴一は既婚者か…。
ネット上では「『渡る世間は鬼ばかり』方式でずっと続けてほしい」という意見もあって、まったくもって同感。主要キャラ以外の行く末も気になるし、永遠にこの家族を観ていたい…ずっと……。

10年前、私は長年続けた一人暮らしを解消したのですが、そのとき「ああ、人間って一人で暮らしていくようにできてないんだな」とハッキリと思いました。それまでは超マイペースで、一人の時間を極力ジャマされたくなかった私。一人暮らしも最初のうちは天国でした。でも知らず知らずに、やっぱりムリしてたようです。

家族と再び暮らし始めて、そんなことを感じましたね。

あ、それとこのドラマ、日本版SEX and the CITY としても楽しめます。
元Cutie読者としては、渡辺真起子のスタイリッシュさが健在でうれしい〜!