渡辺あやのホロスコープ

ああ、ついに終わってしまった…「最後から二番目の恋」が。
後半からハマッたドラマでしたが、最終回はそっと匂わせる感じがかえってリアルでよかった。そして今週で、朝ドラ「カーネーション」も終わってしまう…。

前回書いた「みんなで生きる」感覚は、占星術的にいうと海王星魚座入りが大きく関係しているのではないかと思っています。

魚座は「精神性」「理想」「自己犠牲」「慈愛・やさしさ」を意味する星座。
海王星は「境界をとりはらう」働きをする星。

海王星は去年の震災の直後にも魚座入りしましたが(だから世界中で惜しみなく協力し合うこと、つながる流れが強くなった。あと海関係の問題も…)、その後逆行して、いったん水瓶座の位置に戻っていました。そして11月にきびすを返し、今年の2月4日に再び魚座入り。今後14年間は本格的な海王星魚座の時代になります。

で、これが何を意味するのかというと、海王星のホームは魚座なので、自宅で自分らしくいられる状態。つまり星の力が最大限に発揮されることになります。

今後ますます、人類が等しく持っている「つながりたい感情」「物質的にではなく精神的に満たされたい気持ち」が刺激されていくのかなと。「個々の利益よりも、全体としての幸福」みたいな感覚がごく当たり前になっていくのではないかと思います。

そして、今日はめずらしくホロスコープを読んでみます。
カーネーション」で才能を発揮しまくっている、脚本家の渡辺あやさんのチャートを!
どんな人か、個人的にも興味ありまくりなので。

渡辺あや
1970年2月18日生まれ。兵庫県出身。2003年映画「ジョゼと虎と魚たち」で脚本家デビュー。「メゾン・ド・ヒミコ」、「天然コケッコー」、ドラマ「火の魚」、「カーネーション」などを手がける。

ああ、金星が魚座!そして月が蟹座!
やはり表現者として、ウエットな人なのですね〜。それもやわらかく周囲を包み込むような、大きな母のような力。博愛の視点もある。わりといろんな方面に星が散らばっていて、バランスが偏っていない印象です。

彼女が表現してきたものは、「心の機敏」や「差異」、「差異を超えた上でのつながり」、そして「生と死」。その根底には家族愛にも似た、コミュニティ愛のようなものも感じられます。生きる姿勢として他者をも自分の一部ととらえ、自分の内部に取り込もうとする意識が強いんじゃないでしょうか。

彼女にとって、感じること、愛すること、表現することはイコール生きることであり、社会に存在する意味となります。

物書きの人を見る上で重要な水星は、水瓶座にいる。ウエットでありながらどこか冷めていて、表現方法は現代的というのはここから来ていそう。インスピレーション力も強く、しかもその表現はウエットなだけでなく、深く男前な感じがする。

土星の位置から見るに、夢見がちな部分を持ちつつもしっかりと地に足がついている人。現実的な部分で自分を戒める力が強いんじゃないかな〜。(ウィキによると2011年以降、すべての個人賞の受賞を辞退しているとか…)

と、カンタンに見てみましたが、彼女が今後どんな作品にかかわるのか、どんなものを作っていくのか、見守っていきたいです。
そしてカーネーションの最終回…見たいような見たくないような。