深く青い静寂

「深夜」「深海」「深層心理」。
「深」という字のつくものは、たいてい好きだ。

BLUE LIBRAと名のるようになってから、深海を感じさせるような青やターコイズを身につけることが多くなった。以前はヴィヴィッドなピンクやパープル、赤、ゴールドなんかが多かったのに(今も着るけどね)。「名は体を表す」というけれど、BLUE LIBRAとしてのアイデンティティが、すでに無意識下にしっかり刷り込まれているのかもしれない。

このBLUE LIBRAというネーミングはごく単純。本名の名字に「青」が入っていることと、天秤座だからという理由のみ。「ある日突然この名前が頭の中に舞い降りてきた」なんてことは、残念ながら、まったくない。

バーでタロットリーディングなんてものをやるようになってから、リーディング中の曲選びをかなり真剣にやるようになった。今までの私の生活には、なかった項目。DJの気分が、ほんのちょっとだけわかったりして。

占うときの環境……というか、場の相性みたいなものは、かなり大事。力がどれくらい発揮されるかは、ほとんど空気によって決まる。私がどれだけのれるか、なじめるか。ノリノリになってしまってもいけない。緊張してもいけない。で、ほどよい案配で自分がやりやすい曲、イメージが合う曲を徹底的に探してみると、やっぱり「深夜」「深海」のムード漂うものが選ばれるのだった。

これとか。

Nocturnes False Dawns & Breakdowns/Andrew Pekler
「夜」を強烈に感じさせる、JazzyでDubbyなエレクトロ。
静かにラウンジでカクテル、みたいなかなり大人なムード。
映画「シングルマン」に出てくる、ミッドセンチュリースタイルの家が似合いそうな。



Rubycon/Tangerine Dream
「深海」あるいは「宇宙の真空」と表現してもいいかも。宇宙空間に一人で放り出されたような孤独感と安心感が、ないまぜに体験できる(amazonのレビューには「夜明け前の沼」とも)。
アンビエントの名盤。



Dark Side of the Moon/Pink Floyd
そしてプログレの名盤中の名盤!これも「月」と「狂気」だぁ。
無意識を刺激しまくる近代のトランスミュージックの原点。


こうして並べてみると、どのジャケットも見事にディープブルーで、永遠の静寂を感じさせるものばかり。そういえば、以前受けていたセラピーでも、セラピストさんに「あなたは深海のようなリズムを持った人」と言われたっけ。(そのときの顛末は、ここ)サーフィンをやっていたときも、日中よりも日が暮れてからの方が調子がよかった。

そして最近気に入っていて、もっぱら毎夜のように聴いているオンラインのラジオ局、"psybc"(psychedelic broadcastの略ね)。アンビエントでサイケでディープ、ダビーでエクスペリメンタル!静かに深く集中できます。OSHO禅タロットなんかにも、合うんじゃないかな。

これ流しっ放しにするカードリーディングイベントとか、やりたいわ〜。